Thursday, February 22, 2018 12:01 PM

トランプ氏に悲痛の訴え 高校銃乱射、生徒ら面会

 トランプ大統領は南部フロリダ州の高校銃乱射事件から1週間を迎えた21日、事件に巻き込まれた生徒や子どもを亡くした親らとホワイトハウスで面会し、約1時間にわたり意見を交わした。生徒や親は涙を見せたり、怒りをぶつけたりしながら「事件を二度と起こさないために何かをすべきだ」と、銃規制強化などの対策を取るよう訴えた。

 トランプ氏は再発防止に向け「解決方法を見つける」と述べ、銃購入者の経歴調査の徹底や学校の安全対策強化に取り組む考えを示した。ただ、トランプ氏はこれまで「国民の武装の権利」を認めた合衆国憲法修正第2条を守ると繰り返し主張しており、抜本的な銃規制には慎重な姿勢だ。

 事件では17人が犠牲になった。娘を殺害された父親は「学校でこれまで何人の子どもが撃たれたのか。こんなことは正さなければならない」とトランプ氏に訴えた。親友を失った男子生徒は「なぜ戦争で使う銃が店で買えるのか理解できない」と泣きながら語った。(共同)