Friday, February 23, 2018 10:47 AM

日生、保険料最大24%下げ 長寿化、明治安田は増配

 日本生命保険は23日、4月から一部の保険料率を改定し、死亡保障の定期保険を中心に保険料を最大24%引き下げると発表した。長寿化に伴って保険金の支払いが減少傾向にあることを反映した。一方、明治安田生命保険は保険契約者への配当を増やし、顧客に利益を還元する方針だ。

 日本生命は、定期保険や終身保険などの死亡を保障する商品を主に引き下げる。40歳の顧客が死亡時に2000万円を支払う保険期間10年の契約の場合、月々の保険料は男性で現行から12.0%減の7020円、女性で3.3%減の5940円となる。

 長寿化によって保険金の支払い増につながりやすい医療保険や年金などは、他社との競争環境を踏まえ、現行並みを維持する。新たな保険料は4月以降の契約から適用し、既契約者に対しては配当での還元を検討する。(共同)