Friday, February 23, 2018 10:51 AM

核実戦配備に「拍車」 北朝鮮紙、ミサイルも

 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は23日の論説で「わが軍隊は既に威力と信頼性が保証された核弾頭と弾道ミサイルを実戦配備する事業に拍車を掛けている」と表明した。金正恩党委員長は1月1日の「新年の辞」で、核弾頭と弾道ミサイルの量産や実戦配備を指示していた。

 平昌冬季五輪への参加を契機に韓国との関係改善を進める一方、核・ミサイル開発を続ける姿勢が改めて浮き彫りになった。

 論説は、米国で北朝鮮への軍事攻撃が取り沙汰されていることなどを非難し「米国に致命的な核攻撃を加える準備ができている」と警告。「わが国が核を放棄するのを望むのは、海水が干上がるのを待つことより愚かなことだ」とし、核保有した北朝鮮と共存するのが「賢明な選択だ」と主張した。(共同)