Friday, February 23, 2018 10:52 AM

TPP早期発効へ連携 日チリ首脳会談

 安倍晋三首相は23日午後、チリのバチェレ大統領と官邸で会談した。米国を除く11カ国による環太平洋連携協定(TPP)の署名式が3月にチリの首都サンティアゴで予定されており、早期発効に向けた連携で一致した。北朝鮮の核武装を阻止するため、圧力を最大化する必要性も確認した。

 会談終了後の共同記者発表で、首相は「TPP署名式を主催する大統領のリーダーシップに敬意を表する」と強調。バチェレ氏もTPPについて「保護主義を克服する原動力だ」と応じた。日本は来年前半の発効を目指している。

 チリは銅など地下資源の埋蔵国として知られる。両首脳は鉱業での協力強化などを柱とした報道機関向けの共同文書を発表した。(共同)