Wednesday, February 28, 2018 11:02 AM
米、3月利上げに意欲 景気上振れ、年4回も視野
米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は27日、議会下院の金融委員会で初めて証言した。経済の安定成長には「政策金利を段階的にさらに引き上げるのが最善策だ」と述べ、3月の追加利上げに強い意欲を示した。
さらに、米減税や世界経済回復が追い風となり「景気の見通しは強まった」と指摘。年内に追加利上げを計4回実施することも視野に入れていると示唆した形だ。
パウエル氏は2月5日に議長に就任した。FRBは3月20、21日に次回の連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。パウエル氏が利上げへの積極姿勢を鮮明にしたことで、市場は利上げ決定をほぼ確実視している。大手取引所CMEグループが投資家の先物取引から算出した利上げ確率は90%近くまで上昇した。(共同)
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