Thursday, March 01, 2018 11:30 AM
裁量制、今国会断念 首相、高プロ創設は堅持
安倍晋三首相は1日の参院予算委員会で、今国会に提出予定の働き方改革関連法案から裁量労働制の適用拡大を削除すると表明した。裁量制拡大は断念するものの、一部専門職を労働時間規制の対象外とする「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」の創設は堅持する考えを示した。厚生労働省は裁量制で働く人の労働時間の実態を再調査する。
民進党の大塚耕平代表は「高プロをやめれば非常に前向きに審議に応じられる」と述べ、裁量制拡大に加えて高プロも削除するよう要求した。首相は「高プロは柔軟な働き方を可能とするものだ」と拒否した。立憲民主党の枝野幸男代表や共産党の志位和夫委員長も記者会見で、高プロを批判。首相は裁量制拡大の切り離しで批判をかわす狙いだが、野党は高プロに強く反対しており、今後の国会審議の焦点となる。
厚労省調査の不適切データ問題を巡り、加藤勝信厚労相は予算委で、裁量制で働く人の労働時間を再調査する方針を表明した。首相は1月の衆院予算委で問題の調査を基に「裁量制で働く人の労働時間の方が一般労働者より短いデータもある」と答弁、2月に撤回に追い込まれた。その後も異常値が相次いで発覚し、政府が裁量制拡大を断念する原因となった。(共同)
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