Friday, March 02, 2018 11:12 AM

輸入差し止め過去2番目 17年、偽イヤホン急増

 財務省は2日、偽ブランド品など知的財産権を侵害する物品の輸入を全国の税関で差し止めた件数が、2017年は前年比17.6%増の3万627件となり、14年に続く過去2番目の高水準だったと発表した。品目別の点数では、アップルの製品を模造したイヤホンなどの電気製品が前年の約6倍に急増した。

 件数は郵便物などの数を示す。その中に入っていた物品を数えた差し止め点数は18.6%減の50万6750点だった。全て本物だった場合は推計で約113億円に相当するという。

 品目別の件数は、財布を含むバッグ類が全体の38.8%を占め、衣類(14.0%)、靴類(12.1%)が続いた。一方、点数ではイヤホンなどの電気製品が23.1%と最も多く、携帯電話や付属品(12.8%)、プリンター用インクカートリッジといったコンピューター製品(8.3%)も目立った。急速に普及する加熱式たばこ用バッテリーも増えた。(共同)