Friday, March 02, 2018 11:13 AM

ロシアに空爆停止を要求 米独首脳、シリア情勢で

 ドイツのメルケル首相は1日、トランプ大統領と電話会談し、ロシアに対してシリアの首都ダマスカス近郊にある東グータ地区での空爆を停止し、シリアのアサド政権軍に民間人居住区域への攻撃をやめさせるよう求めることで一致した。ドイツ政府のザイベルト報道官が2日発表した。

 両首脳は東グータ地区の人道状況の悪化や、化学兵器の使用についてアサド政権の責任を問うべきだと指摘。政権と、後ろ盾になっているロシアやイランに対し、国連安全保障理事会がシリア全土で30日間の停戦を求めた2月の決議を完全に実行するよう促す。

 また、ロシアのプーチン大統領が最新の戦略核兵器開発に成功したと表明したことへの懸念も示した。(共同)