Monday, March 05, 2018 11:19 AM

書き換え疑い、きょう報告 麻生氏、文書存否明言せず

 学校法人「森友学園」への国有地売却問題を巡り、財務省の決裁文書が問題発覚後に書き換えられた疑いがあるとの一部報道に関し、財務省の富山一成理財局次長は5日の参院予算委員会理事会で「重大な事態」と指摘した。調査状況については6日午前に同理事会で「最大限報告したい」と述べたが、報告内容は明らかにしなかった。

 麻生太郎副総理兼財務相は予算委で、書き換え前の文書が存在するか明言しなかった。報告は「調査方針、留意点などになる」と述べ、調査内容を説明することには消極的な姿勢を示した。

 野党6党は5日、森友問題関連の合同会合を開催。うち4党は、関連文書を保管しているとされる同省近畿財務局を訪問し、開示を求めるなど追及を強めた。麻生氏は、関連文書を捜査当局に提出した可能性を示唆する発言をした。(共同)