Monday, March 05, 2018 11:20 AM

米国は北朝鮮と「会う」 トランプ氏、真意不明

 トランプ大統領は3日、ワシントンで開かれた報道関係者との夕食会で演説し、北朝鮮と米国は「いずれ会う。前向きなことが起きるか様子を見る」と発言した。ホワイトハウスが4日、演説録を公開した。演説は大統領がユーモアを披露する余興で、ロイター通信は「冗談なのか、正式な米朝対話が差し迫っているのかは不明だ」と報じた。

 トランプ氏は「数日前に(北朝鮮が)電話をしてきて『対話をしたい』と言ってきた。『われわれも同じ気持ちだが核放棄が先だ』と答えた」とも語った。ロイターは米政府高官の話として、トランプ氏が北朝鮮側から直接聞いたのではなく、韓国政府から伝えられた情報だとしている。

 トランプ氏は「金正恩朝鮮労働党委員長との直接対話の可能性は排除しない」と述べた。1月にも状況次第では金氏と直接対話してもよいとの立場を示している。(共同)