Tuesday, March 06, 2018 10:55 AM

米大使館移転時に訪問検討 トランプ氏、エルサレムへ

 トランプ大統領は5日、イスラエルのネタニヤフ首相とホワイトハウスで会談した。トランプ氏は記者団に、在イスラエルの米大使館をテルアビブからエルサレムに移転するのに合わせてイスラエルを訪問することを検討する考えを示した。両首脳は米国やイスラエルと対立するイランへの対処も協議した。

 米政府は昨年12月にエルサレムをイスラエルの首都と認定し、イスラエル建国70周年に当たる今年5月に大使館を移転する方針を2月に発表した。ネタニヤフ氏はトランプ氏の決断を「イスラエル国民に世代を超えて記憶される」と称賛。トランプ氏は両国関係がかつてなく良好だと応じた。

 エルサレム首都認定にはパレスチナ自治政府が反発。中東和平交渉の再開は見通しが立っていないが、トランプ氏は記者団にパレスチナが和平交渉に戻りたがっているとの認識を示した上で、交渉しなければ「平和は得られない」と述べた。(共同)