Wednesday, March 07, 2018 11:16 AM

稀勢の里、出場厳しく 3横綱全員休場の可能性も

 大相撲で5場所連続休場中の横綱稀勢の里は7日、大阪市港区の田子ノ浦部屋で基本運動中心の稽古にとどまり、3日連続で相撲を取らなかったことで、春場所(11日初日・エディオンアリーナ大阪)の出場は厳しい状況となった。

 両足親指の負傷を抱える白鵬、右手の薬指などに不安がある鶴竜も出場が危ぶまれ、3横綱時代の3人全員が初日から休場すれば、昭和以降初の事態となる。

 稀勢の里は取組編成会議前日の8日の稽古後に判断する意向。次に出場する場所で進退を懸けることを明言しており「しっかり力が出るか、15日間やれるか、そういう部分を冷静に見極めていきたい。しっかり今の状況を把握するのも大事なことだと思う」と淡々と述べた。相撲を取らなかったことを「どうしても全体のバランスもそうですし、うまくいかないところもある」と説明した。(共同)