Wednesday, March 07, 2018 11:17 AM

米、移民問題で加州提訴 寛容な州法に圧力

 トランプ政権は6日、不法移民に寛容なカリフォルニア州の州法が合衆国憲法に違反するとして、州法の差し止めを求めて同州サクラメントの連邦地裁に提訴した。米主要メディアが伝えた。

 野党民主党が強いカリフォルニア州は不法移民の「聖域州」とも呼ばれ、州内の都市が住民の滞在資格にかかわらず公共サービスを与えるなどしている。不法移民の取り締まりを強める政権は、提訴で圧力をかける狙いとみられる。

 同州では昨年、警察官らが住民に滞在資格を問うことを禁じるなどの州法が成立。政権側は州法が犯罪者の国外退去を妨げ、公共の安全を脅かしていると主張した。(共同)