Wednesday, March 07, 2018 11:18 AM

米、核放棄の意思見極め トランプ氏、対話明言せず

 北朝鮮が非核化問題で米国との対話の用意を表明したことについて、トランプ大統領は6日、北朝鮮は「真剣だ」と評価し、局面打開に期待を表明した。しかし米朝対話に応じるかどうかは明言を避け、北朝鮮の核放棄の意思を慎重に見極める姿勢を示した。ホワイトハウスで記者団に語った。

 金正恩朝鮮労働党委員長と面会した特使団トップの鄭義溶・大統領府国家安保室長らは8日に訪米し、北朝鮮との合意内容を米側に説明する予定。米政府は日韓両国とも協議した上で、今後の対応を決めるとみられる。

 トランプ氏は北朝鮮と韓国が首脳会談の実施などを発表したことについて「非常に前向きだ。世界にとって素晴らしい」と歓迎し、北朝鮮情勢で「進展があったことは疑いない」と指摘した。(共同)