Thursday, March 08, 2018 11:26 AM

衰えとは無縁のジェームズ NBA王座へチームけん引

 プロバスケットボールNBAで2季ぶりの王座を狙うキャバリアーズを、エースのレブロン・ジェームズが衰えと無縁のプレーでけん引している。「全ては優勝のため」との思いを胸に2月は1試合平均で、27得点など3部門で2桁の「月間トリプルダブル」を初めてマーク。自身の最多記録を更新する37度目の月間最優秀選手に輝いた。

 1月に33歳で史上最年少の通算3万得点を達成し「5歳で初めてプレーしてからここまでを思い出す」と感慨に浸った。2月27日のネッツ戦では史上初の3万点、8000リバウンド、8000アシスト到達選手に。身長203センチの体を武器に、万能ぶりを示し「得点だけでなく、3部門で脅威であることに誇りを持ってきた。常々、オールラウンドな選手でありたいと思ってきた」と胸を張った。

 チームは1月から不振に陥り、NBA決勝まで勝ち進めば対戦の可能性がある、昨季王者ウォリアーズや今季好調のロケッツに1勝もできなかった。危機的状況にキャバリアーズは、トレード期限の2月8日にベテランを放出。若返りを図ったことで息を吹き返した。(共同)