Thursday, March 08, 2018 11:30 AM

北朝鮮に「対価与えず」 首相、圧力で米韓と連携

 安倍晋三首相は8日の参院予算委員会で、北朝鮮が非核化問題で米国との対話の用意を表明したことに関し「北朝鮮が対話に応じたからといって制裁を緩める、対価を与えることがあってはならない」と述べた。北朝鮮に核・ミサイル計画を放棄させるため、米国や韓国と連携を強め、あらゆる方法で圧力を最大限まで高める従来方針を堅持すると強調した。

 韓国政府が、文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との4月末の南北首脳会談開催を発表して以降、首相が北朝鮮問題について国会で答弁するのは初めて。

 首相は、金委員長と会談した韓国の徐薫国家情報院長が来週来日すると明らかにし「日韓で突っ込んだ意見交換を行いたい。実際に(南北間で)どういう話が行われたかを十分に伺い、分析しなければならない」と指摘した。(共同)