Thursday, March 08, 2018 11:31 AM
大手製鉄所、稼働再開へ 輸入制限で需要増見込む
鉄鋼大手USスチールは7日、休止中のイリノイ州グラニット・シティ製鉄所の高炉を再稼働すると発表した。トランプ大統領が鉄鋼などの輸入制限を発動する方針を表明したことを受け、需要増が見込まれる米国産鋼材の生産能力を拡充する。
同製鉄所の高炉は、米市場に中国産を中心に安い輸入鋼材が流入した影響で、2015年12月に休止していた。再稼働には4カ月程度かかる見通しという。今月、従業員約500人を製鉄所に呼び戻す予定。
同社のブリット最高経営責任者(CEO)は声明で「競争条件を公平にするため、大統領の強力な指導力が必要だ。当社のような企業は競争に勝利し、従業員や地域社会を支える雇用を生み出せる」と述べ、輸入制限を支持した。(共同)
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