Friday, March 09, 2018 11:17 AM

上原投手10年ぶり巨人復帰 大リーグ契約まとまらず

 大リーグ、カブスからフリーエージェント(FA)となっていた上原浩治投手(42)が、10年ぶりにプロ野球巨人に復帰することが9日、球団関係者への取材で分かった。背番号は11になる予定で、同日中に発表される見通し。

 昨季はカブスで49試合に登板し3勝4敗2セーブ、防御率3.98。メジャーでのプレーを求めて所属先を探したが、決まっていなかった。一時はメジャー10年目となる今季限りで現役を引退する可能性に言及していた。メジャー契約がまとまらない中で練習を続け、日本球界復帰を決断した。

 1999年にドラフト1位で巨人に入団し、1年目に20勝を挙げて主なタイトルを独占。10年間で通算112勝62敗33セーブ、防御率3.01をマークし、FA権を行使して2009年に大リーグへ移籍した。メジャーでは4球団を渡り歩いて主に救援として活躍し、13年には21セーブ、防御率1.09の好成績を挙げ、ア・リーグ優勝決定シリーズで最優秀選手(MVP)に輝き、ワールドシリーズ制覇にも貢献した。大リーグでの通算成績は22勝26敗95セーブ、防御率2.66。(共同)