Tuesday, March 13, 2018 11:46 AM

「スー・チー氏にも責任」 ロヒンギャの国際調査団長

 ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャ迫害に関し国連人権理事会が設置した国際調査団のダルスマン団長は12日、「調査の結果、大規模な暴力があったのは明らかで、国際法違反の犯罪といえる」と指摘した。ミャンマー指導層の責任にも言及し、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相にも責任があるとの見方を示した。ジュネーブで共同通信のインタビューに応じた。

 ダルスマン氏は12日、人権理で調査結果を報告。ミャンマー政府が入国を認めないため、周辺諸国でロヒンギャ難民ら600人以上から迫害の実態について聞き取り調査を行い、衛星写真の分析では300以上の村落が焼き打ちされたとみられるとした。

 ダルスマン氏は「広範囲で殺りく行為があったのは明白で、あらゆる点から国際法違反といえる」と指摘した。(共同)