Wednesday, March 14, 2018 11:31 AM

東部州の下院補選大接戦 トランプ王国、勢いに陰り

 ペンシルベニア州ピッツバーグ近郊の第18選挙区で13日、連邦下院補選が行われ、トランプ大統領が支持する共和党のリック・サコーン州下院議員(60)と、民主党のコナー・ラム元連邦検事(33)が大接戦を演じた。13日投票分の開票は終わり、ラム氏が僅差でリードしたが、米メディアは勝者を報じなかった。14日に期日前投票分が開票される見通し。

 選挙区は2016年の大統領選でトランプ氏を勝利に導いた「トランプ王国」(米メディア)とも言われ、トランプ氏や政権高官が現地入りして総力戦を展開。だが民主党の猛追を許し、勢いの陰りを見せた。11月の中間選挙に向け、戦略の立て直しを迫られそうだ。

 米主要メディアによると、13日の投票分ではラム氏が11万3111票と、サコーン氏の11万2532票を579票上回ったが、未集計の期日前投票分が数千票残っている。(共同)