Thursday, March 15, 2018 12:25 PM

12日公表の決裁文書が真正 財務省、野党会合で強調

 学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書改ざんで、財務省の富山一成理財局次長は15日、改ざん前のものとして12日に公表した文書が真正のものだと強調した。野党6党の合同会合で立憲民主党の逢坂誠二氏の質問に答えた。

 逢坂氏は、14日の参院予算委員会で太田充理財局長が改ざんした後の文書の一部に関し「何回か書き換えていって最終形が出来上がっている」と答弁したことを挙げ「最初の原本はあるのか」「原本は廃棄していないか」と追及。富山氏は改ざん前のものとして12日に公表した文書が「本当のオリジナルと確認している」と明言した。

 財務省は改ざん後の文書を大阪地検に提出したが、検察はその後、改ざん前の文書があると知り、財務省から入手した。(共同)