Friday, March 16, 2018 11:34 AM

太平洋で米空母訓練公開 中国けん制、海自も参加

 米海軍は16日、沖縄本島から東南東沖の太平洋で、原子力空母カール・ビンソンの艦載機の発着訓練を報道陣に公開した。海上自衛隊のヘリコプター護衛艦「いせ」との共同訓練。南シナ海に人工島を造成し軍事拠点化を進める中国をにらみ、日米の共同対処能力を誇示する狙いがあるとみられる。

 全長約300メートル超の広大な空母の甲板から、ごう音や白煙とともにFA18戦闘攻撃機が次々と飛び立った。EA18G電子戦機やE2C早期警戒機、MH60ヘリコプターなど、計約70機を搭載。強い日差しの下、滑走路の周りで多くの米兵が慌ただしく作業した。

 ともに空母打撃群を構成するミサイル駆逐艦「ウェイン・E・メイヤー」も、訓練に加わった。海自護衛艦「いせ」が空母の近くを航行する様子も確認できた。(共同)