Friday, March 16, 2018 11:34 AM
交換業者への登録制議論 G20の仮想通貨規制強化で
19、20両日に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、各国に仮想通貨交換業者への登録制導入などを求める規制強化案が議論されることが16日、分かった。交換業者コインチェックからの巨額流出を踏まえ、マネーロンダリング(資金洗浄)や不正送金の未然防止を目指す。実効性のある国際的な規制の枠組みづくりも課題となる。
仮想通貨の国際的な規制を巡っては、テロ資金対策を担う国際機関、金融活動作業部会(FATF)が提言をまとめている。業者への登録・免許制のほか、顧客の本人確認や疑わしい取引の届け出の義務化が盛り込まれており、テロ資金の遮断が目的だ。
日本はこの提言に沿っていち早く登録制を導入し、利用者保護を図った。しかし巨額流出が発生し、金融庁は立ち入り検査を実施するとともに、業界にセキュリティー強化を求めた。こうした経験を基にG20では、FATF提言に強制力を持たせる方向で議論を主導したい考えだ。(共同)
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