Monday, March 19, 2018 11:32 AM
根強いロシアへの疑念 ドーピング否定も立場困難
18日の大統領選でプーチン氏が再選されたロシアは、スポーツ界でも難しい立場に置かれている。同国で絶対的な影響力を誇るプーチン氏は、世界反ドーピング機関(WADA)が一昨年、認定した2014年ソチ冬季五輪などでの国ぐるみのドーピングを一貫して否定しているが、疑念は根強い。
国際オリンピック委員会(IOC)は組織的な不正に対する処分としてロシア・オリンピック委員会(ROC)を資格停止とし、2月の平昌五輪へのロシア選手の参加を個人資格に限定、国旗や国歌の使用も禁じた。ROCの処分は五輪後に解除されたが、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)はWADAに資格を停止されたまま。米国など複数の国のバイアスロン選手は22日からロシアで始まるワールドカップ(W杯)最終戦への不参加を表明している。
RUSADAの資格回復条件として、ロシア・スポーツ省が国主導の不正を認めることを求めるWADAのリーディー委員長は、2月に「違う政治情勢が見えてくる可能性もある」と、大統領選後のプーチン氏の態度軟化に期待していた。(共同)
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