Tuesday, March 20, 2018 12:15 PM

防衛衛星、4月打ち上げへ 2基目、通信能力向上

 防衛省は20日、自衛隊の情報通信能力向上のため同省が運用する通信衛星「きらめき1号」を4月6日に南米フランス領ギアナから打ち上げると明らかにした。「きらめき2号」は昨年1月に打ち上げられ同4月に運用開始しているが、1号は打ち上げ場所への輸送中の事故で損傷し、修理していた。

 防衛省によると、通信が切れにくい周波数帯域の「Xバンド」を利用し、通信を高速、大容量化。陸海空自衛隊の部隊間で直接通信ができるようにする。計3基で運用する予定で、2号がインド洋上空、1号が太平洋上空、3号が日本周辺上空をカバーする。

 2016年7月に発射予定だった1号は、ギアナに民間事業者が輸送した際に機体が損傷。2号を先に飛ばした。(共同)