Tuesday, March 20, 2018 12:20 PM

失言回避狙い書面提出 ロシア疑惑でトランプ氏弁護団

 ワシントン・ポスト電子版は19日、トランプ政権を巡るロシア疑惑に関し、近く行われるとみられる事情聴取でトランプ大統領が失言しないよう、弁護団が政権内で記録されたメモや通信内容の要約をモラー特別検察官のチームに提出したと伝えた。

 トランプ氏は事情聴取を心待ちにし「うずうずしている」と周辺に話しているというが、弁護団は事前に文書で提出することでトランプ氏本人に対する聴取時間を短くし、不要な発言や誤解を避ける狙いがある。

 CNNテレビによると、モラー氏側と弁護団は先週、初めて非公式に面会した。提出された要約には、トランプ氏個人による説明は含まれていないという。モラー氏側は、フリン前大統領補佐官の事実上の更迭や、連邦捜査局(FBI)のコミー前長官が解任された経緯について捜査しているとされる。(共同)