Wednesday, March 21, 2018 11:25 AM

被災生徒、NYでオペラ 復興への思い、歌に込め

 ニューヨークのリンカーンセンターで20日、ベルディのオペラ「椿姫」の公演が行われ、東日本大震災で被災した宮城、福島両県の高校生がコーラスやダンスで参加し、復興への思いを込めた美しい歌声を披露した。

 日本人指揮者の山田あつし氏率いる「フィルハーモニア・オーケストラ・オブ・ニューヨーク」の公演に被災地の生徒が加わるのは、主催者側によると7年連続。過去6回はいずれも合唱での参加で、今回初めてオペラに挑戦したという。

 参加したのは福島県立いわき光洋高、聖ウルスラ学院英智高(仙台市)、宮城県名取市のミュージカル団体「ハンド・イン・ハンドNATORI」所属の高校生計46人。舞台は立体映像を投影する「3Dプロジェクションマッピング」で幻想的に演出された。(共同)