Wednesday, March 21, 2018 11:29 AM

米露首脳会談の意向 トランプ氏、祝意伝達

 トランプ大統領は20日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、18日の大統領選で勝利したプーチン氏に祝意を示した。トランプ氏は電話会談後、記者団に対し、プーチン氏と「遠すぎない将来」に直接会談し、米露軍拡競争問題や北朝鮮情勢などを話し合う意向を示した。

 英南部で元ロシア情報機関員らが神経剤で襲撃された事件などでロシアへの警戒感が米国でも広がる中、祝意を示したトランプ氏の姿勢を問題視する見方も広がっている。ワシントン・ポスト紙電子版によると、トランプ氏の側近らは祝意を示さないよう忠告していたという。

 米露首脳会談は昨年7月に20カ国・地域(G20)首脳会合が開かれたドイツのハンブルクで実施後、行われていない。両首脳は昨年11月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれたベトナム・ダナンで短時間会話したが、正式な会談は見送られた。(共同)