Thursday, March 22, 2018 11:22 AM

ゼネコン4社きょう告発 リニア、独禁法違反疑い

 リニア中央新幹線の駅新設工事を巡る談合事件で、公正取引委員会が独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで大林組、鹿島、清水建設、大成建設の大手ゼネコン4社を23日に刑事告発する方針を固めたことが22日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は4社を起訴する方針。

 公取委は各社の担当者ら数人も告発する見通しで、特捜部は起訴の対象について最高検などと最終協議に入った。

 特捜部は2日、独禁法違反容疑で大成の元常務執行役員大川孝容疑者(67)と、鹿島の土木営業本部専任部長大沢一郎容疑者(60)を逮捕。2人は大林組や清水の元幹部と共謀し、2014〜15年、品川駅と名古屋駅の工事の入札で受注予定業者をあらかじめ決めるなどし、競争を制限した疑いが持たれている。(共同)