Thursday, March 22, 2018 11:25 AM

個人情報保護、過ち認める フェイスブックCEO

 英国のデータ分析企業が交流サイト、フェイスブック(FB)の個人情報を不正利用した可能性がある問題を巡り、ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は21日、個人情報保護に過ちがあったことを認め、対策を講じる方針を発表した。

 ザッカーバーグ氏は自身のFB上で「やるべきことはもっとあり、実行する必要がある」と述べた。FBと連携したアプリを対象に、個人情報の不正利用の有無を調べるほか、利用者が個人情報を管理しやすくする対策を実施する。ザッカーバーグ氏はCNNテレビのインタビューで、ネット企業への規制強化の受け入れや自身の議会証言に前向きな姿勢を示した。

 問題の経緯についても説明。英国の研究者が2013年に性格に関するクイズのアプリを開発、約30万人がこのアプリを使い、研究者は利用者の友人を含め数千万人の個人情報にアクセスできるようになった。研究者は規約に違反し、英国のデータ分析企業ケンブリッジ・アナリティカと情報を共有したという。(共同)