Monday, March 26, 2018 10:22 AM

思い出のドイツでV 石川「本当にうれしい」

 石川が今季出場2戦目のワールドツアーで早くも優勝を手にした。決勝はカット主戦型の徐孝元に快勝。ドイツは昨年の世界選手権個人戦の混合ダブルスを制した思い出の地で「私にとってすごく運がいい場所なので、優勝することができて本当にうれしい」と喜んだ。

 強打を拾ってくる相手に対し、左右への素早いフットワークで先手を取り、十分な姿勢から台を広く使ったフォアハンドで打ち抜いた。サーブやレシーブからの攻撃の緩急も自在で、危なげない試合運びが光った。

 カット主戦型は「ずっと課題にしてきた」と言うが、2月のワールドカップ(W杯)団体戦でも、リオデジャネイロ五輪で敗れたキム・ソンイ(北朝鮮)をストレートで破るなど苦にしなくなってきている。

 3月のカタール・オープンで4強入りし、今大会は陳幸同ら中国2選手を破って勝ち上がった。全日本選手権の準決勝敗退から完全復活をアピールした。(共同)