Monday, March 26, 2018 10:24 AM

違法残業、パナを略式起訴 富山工場、社員過労自殺

 富山県砺波市のパナソニックデバイスソリューション事業部の富山工場で、過労自殺した40代の男性社員に違法な長時間残業をさせたとして、砺波区検は26日、労働基準法違反容疑で書類送検された法人としてのパナソニック(大阪府門真市)を同法違反の罪で略式起訴した。

 ともに書類送検された労務管理担当の男性幹部2人は、富山地検が不起訴とした。起訴猶予とみられる。

 地検などによると、男性社員は労使協定の上限を超えて違法な長時間労働をさせられ、2016年6月、過労により自殺。17年2月に砺波労働基準監督署が過労死として労災認定した。(共同)