Tuesday, March 27, 2018 10:18 AM

高梨、最多勝更新に意欲 総合Vの渡部暁は成長実感

 ノルディックスキーの日本勢が27日、シーズンを終えて相次いで帰国した。ワールドカップ(W杯)ジャンプで男女を通じて歴代単独最多勝利選手となった高梨沙羅(クラレ)は羽田空港で「もっと上を目指していかないといけない。(優勝を)積み重ねていけるように練習に励みたい」と記録更新に意欲を示した。

 24日の女子個人第14戦で今季初優勝して単独最多の54勝に到達し、25日の最終戦も勝利。日体大を卒業し、クラレ所属で活動を続ける予定で「やりたいことはたくさんある」と笑顔で話した。

 複合の日本勢で23季ぶり2人目のW杯個人総合優勝を達成しクリスタルトロフィーを持ち帰った渡部暁斗(北野建設)は成田空港で「これが世界一強い選手の証明。実力で獲得できてすごくうれしかった」と頬を緩めた。平昌冬季五輪で2大会連続の銀メダルに輝き、W杯も8勝を挙げて安定した強さを発揮。「大崩れしなくなったことが一番大きな成長」と振り返った。(共同)