Tuesday, March 27, 2018 10:20 AM

核・ミサイル放棄へ圧力 対北朝鮮で日カナダ外相

 河野太郎外相は27日、カナダのフリーランド外相と東京都内で会談し、北朝鮮が保有する核・ミサイルの放棄を実現するため、最大限の圧力を維持する考えで一致した。今年の先進7カ国(G7)関連会合で議長国を務めるカナダと連携し、北朝鮮問題でG7として力強いメッセージを発出する方針も確認した。

 会談で河野氏は「北朝鮮を巡る情勢は日々変わり続けている」と述べ、緊密に情報交換する重要性を強調。フリーランド氏は、北朝鮮問題の解決に向けて「日本の見識が不可欠だ」と応じた。

 両氏は、自衛隊とカナダ軍が物資を融通できる物品役務相互提供協定(ACSA)を早期に署名する方向でも一致した。日本やカナダなど米国を除く11カ国で署名した環太平洋連携協定(TPP)の発効に必要な国内手続きをそれぞれ加速させることも申し合わせた。(共同)