Wednesday, March 28, 2018 10:46 AM

ボランティア8万人募集 東京五輪パラ、都も3万人

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は28日、大会の運営に携わる8万人の「大会ボランティア」の募集要項案を公表した。東京都も駅や空港などで交通、観光案内などを行う3万人の「都市ボランティア」の募集要項案を発表。競技会場などで選手や観客らに接する「大会の顔」をいかに確保するかが今後の課題となる。

 組織委への応募は9月中旬〜12月上旬にインターネットを通じて個人単位で受け付ける。20年4月1日時点で18歳以上、計10日以上活動でき、全ての研修に参加可能であることなどが条件。正式な募集要項はことし7月下旬に公表する。

 要項案は28日の理事会で報告された。ボランティアには飲み物や原則1日1回の食事、ユニホーム、保険が提供されるが、地方在住者の東京までの交通費や宿泊費は自己負担。宿泊先も自身で手配する。組織委は競技の知識がある人や、ボランティア経験者、外国語を生かしたい人の積極的な応募に期待している。(共同)