Wednesday, March 28, 2018 10:47 AM

イエメン内戦の終結訴え 国連総長、サウジ皇太子に

 国連のグテレス事務総長は27日、ニューヨークの国連本部でサウジアラビアのムハンマド皇太子と会談し、内戦が続いて食料不足など深刻な人道危機が伝えられるイエメン情勢を協議した。グテレス氏は「現在の人道危機を解決するには紛争終結しかない」と訴えた。

 サウジはイエメンのハディ暫定政権などを支援し、親イランの武装組織「フーシ派」と敵対。サウジなどによるイエメンへの物資輸送の封鎖が人道危機を悪化させているとして、しばしば批判されてきた。

 国連の発表によると、グテレス氏と皇太子は「各勢力が対話を通じた紛争の政治的解決に取り組む必要性」について話し合った。(共同)