Thursday, March 29, 2018 10:38 AM
米、PKO分担金減訴え 安保理、安全対策も議論
国連安全保障理事会は28日、平和維持活動(PKO)の在り方について議論し、PKO予算で最大の分担金を負担する米国のヘイリー国連大使は改めて負担減を主張した。グテレス事務総長は武装組織からの攻撃などによるPKO要員の犠牲が増えていることを踏まえ、安全に活動できるよう対策を訴えた。
米国はここ数年、PKO予算の28%超を負担。ヘイリー氏は「最大の貢献国であり続けるが、より公平な分担を目指す。25%より多くは支払わない」と表明した。他の加盟国や国連と話し合いを続ける姿勢も示した。
グテレス氏は2017年のPKO要員の死者が59人に上り、前年の34人から急増したと指摘。「犯罪者やテロリストが強力な武器を入手できるようになり、PKOの環境は、はるかに危険で複雑になった」と強調した。(共同)
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