Thursday, March 29, 2018 10:38 AM

4月27日に南北首脳会談 10年ぶり、非核化議論

 韓国と北朝鮮は、文在寅大統領と金正恩朝鮮労働党委員長による首脳会談を、4月27日に軍事境界線がある板門店の韓国側施設「平和の家」で開くことで合意した。29日に開いた南北閣僚級会談の結果として韓国統一省が発表した。南北首脳会談は2007年10月以来、10年半ぶり3回目。韓国は朝鮮半島非核化を議題とし、今年5月末までの開催が見込まれる史上初の米朝首脳会談の地ならしもしたい意向だ。

 閣僚級会談の韓国側首席代表は趙明均統一相、北朝鮮側首席代表は李善権・祖国平和統一委員長。趙氏は会談後、記者団に「議題を巡り十分に意見交換した。(双方の)考え方に大きな隔たりはなかった」と説明したが、議題の具体的な内容は明かさなかった。必要に応じ、4月中に改めて議題に関する高官級会談を開く可能性もあるとした。

 韓国統一省が発表した閣僚級会談の南北共同報道文によると、南北は4月4日、会談の進行や警護、報道対応などを調整する実務会談を実施することでも合意した。(共同)