Monday, April 02, 2018 11:09 AM

マララさん母国訪問終える パキスタン出発、英国へ

 ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさん(20)が2日、一時帰国していた母国パキスタンでの5日間の滞在を終え、居住地の英国に向けて出国した。

 マララさんは滞在中、地元紙のインタビューで将来について「女子教育の支援を続けていきたい」と強調した。以前は政治の道に進み、パキスタンの首相を目指すと語ったが「首相になっても全ての問題が解決するわけではない。今は政治家に興味がない。勉強を終えたらパキスタンに戻って来たい」と話した。

 現在、オックスフォード大に通うマララさんは3月29日、事前の予告なく約5年半ぶりに帰国した。政府主催のイベントで念願の帰国の喜びを語り、アバシ首相と会談して女子教育の充実を求めた。31日には北西部スワト地区にある生家も訪れた。(共同)