Monday, April 02, 2018 11:11 AM
景況感2年ぶり悪化 3月短観、大企業製造業
日銀が2日発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が前回の昨年12月調査から2ポイント下落のプラス24となり、2016年3月調査以来、2年ぶりに悪化した。原材料価格の上昇に加え、トランプ政権の保護主義的な通商政策への懸念が強まった。
3カ月後を示す先行きも、円高進行や人手不足の深刻化への不安から4ポイント下落のプラス20となった。景況感はなお高水準だが、戦後2番目の長さに達した国内の景気拡大が足踏み状態となった可能性がある。
最近の大企業製造業の景況感を業種別に見ると、鉄鋼と化学がそれぞれ9ポイント下落した。原油などの資源価格が上昇しているのが響いた。(共同)
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