Monday, April 02, 2018 11:15 AM

メキシコに「敬意」払え 大統領選で反トランプ候補

 メキシコで7月1日に行われる大統領選の選挙戦が3月30日に始まった。トランプ大統領批判で高い支持を維持する左派野党、国家再生運動(MORENA)のロペスオブラドール党首(64)は1日、メキシコの人々に「敬意」を払うようトランプ氏に求め、米国と対等な関係構築を目指すと強調した。メキシコの地元メディアが報じた。

 米国と国境を接する北部シウダフアレスで開いた選挙戦最初の集会で述べた。トランプ氏の移民政策や国境の壁建設計画への反発から高まっているナショナリズムに訴える狙いとみられる。

 ロペスオブラドール氏は、メキシコの祝日などに「ピニャータ」と呼ばれる紙製人形をたたき割って中に詰まった菓子を取る遊びを例えに「メキシコは外国政府の『ピニャータ』にはならない」と述べた。(共同)