Tuesday, April 03, 2018 12:30 PM

オスプレイ首都圏運用へ 週後半、横田に5機到着

 在日米軍は3日、空軍の輸送機CV22オスプレイ5機が今週後半に横田基地(東京都福生市など)に到着すると発表した。当面は訓練などを実施し、夏ごろに正式配備する。沖縄県以外へのオスプレイ配備は初。陸上自衛隊が導入する機体も千葉県の木更津駐屯地に暫定配備する方向で調整されており、首都圏での飛行が恒常化する可能性がある。

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属のMV22オスプレイが2016年12月に沖縄県名護市沖で不時着、大破したほか、緊急着陸するなどのトラブルが相次いで発生。首都圏に配備されることで本土での訓練も増え、周辺住民の不安や反発が高まるのは確実だ。

 防衛省によると、オスプレイ5機を積んだとみられる輸送船が3日夕、横浜市神奈川区の米軍施設「横浜ノースドック」に到着した。エンジンテストを終えた後に横田基地へ向かう。(共同)