Tuesday, April 03, 2018 12:34 PM

米「対中輸出は公正」 報復措置を批判

 トランプ政権は2日、米国が発動した鉄鋼とアルミニウムの輸入制限に対する中国政府の報復措置を批判した。ウォルターズ大統領副報道官が「中国は公正に取引されている米国の輸出品を標的にする代わりに、不公正な貿易をやめる必要がある」との声明を発表した。

 一方、中国の崔天凱駐米大使は、米国が知的財産権の侵害を理由に中国製品に追加関税を課すリストを公表した場合は「同等の規模、金額、強さで反撃する」と述べ、米国をけん制した。中国中央テレビが3日報じた。

 ウォルターズ氏の声明は「中国企業が政府から補助金を受け取って、鉄鋼などを過剰に生産していることが根本的な問題」と指摘。中国の不公正貿易が「米国の安全保障を脅かし、(鉄鋼などの)国際市場をゆがめている」と強調した。(共同)