Thursday, April 05, 2018 11:36 AM

南北、首脳警護を協議 「必要な議論全てした」

 韓国と北朝鮮は5日、軍事境界線がある板門店の韓国側施設「平和の家」で、27日の南北首脳会談の進行や警護、報道対応を調整する実務会談を開いた。会談は約4時間行われ、韓国大統領府の報道担当者は真摯な雰囲気の中で「必要な議論は全てした」と強調したが、警護に関わる協議のため、内容は公表しないと説明した。双方は協議継続で一致した。

 首脳会談は平和の家で開かれる予定で、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が韓国側に入る経路などを、現場の状況を確認しながら協議したもようだ。両首脳が最初に会う場所や方式、会食の有無も議論したとみられる。

 北朝鮮側はキム・チャンソン国務委員会部長が首席代表を務めた。故金正日総書記の時代から書記室で勤務し、金正恩委員長への報告を管理する「金王朝の執事」(韓国メディア)とされてきた人物。韓国側の首席代表は情報機関・国家情報院の金相均第2次長が務め、文在寅大統領の腹心の政府高官も出席した。(共同)