Thursday, April 05, 2018 11:36 AM

全米各地で記念行事 キング牧師暗殺50年

 黒人の地位向上を目指す公民権運動を指導した米国のマーチン・ルーサー・キング牧師の暗殺から50年を迎えた4日、最期の地となったテネシー州メンフィスなど全米各地で功績をしのぶ記念集会や行進が行われた。

 米メディアによると、メンフィスの行進には約1万人が参加し、首都ワシントンでも集会が開かれた。トランプ大統領の差別的言動で国内の分断が深まる中、キング牧師による差別撤廃を願うメッセージは今も多くの人々の心をつかんでいる。

 キング牧師は非暴力で人種差別と闘い、1963年8月のワシントン大行進で「私には夢がある」と人種間の融和をうたった演説は米国史に残る名演説として知られている。64年の公民権法制定に貢献したが、39歳だった68年4月にメンフィスで暗殺された。(共同)