Friday, April 06, 2018 11:28 AM

Gナイツ、新加入で地区V ラスベガスで犠牲者悼む

 北米プロアイスホッケー、NHLでチーム創設1季目にして快進撃を続けるゴールデンナイツがまたも快挙を達成した。3月31日に本拠地ラスベガスで同じ太平洋地区のライバル、シャークスを3-2で下し地区優勝。AP通信によると、初年度での栄冠にガラント監督は「うれしいよ。誰もこんなことは予想してなかったから」と喜んだ。

 既にNHL参入1季目としては38年ぶりとなるプレーオフ進出を決めていた。NHLによると、現代の北米四大プロスポーツでリーグ拡張による新チームが1季目で地区優勝するのは、吸収合併や地区増設を除いて初めて。指揮官は「選手がよくやってくれた結果」と振り返った。

 地区制覇を決めたシャークス戦前には、開幕直前の昨年10月1日にラスベガスで起きた銃乱射事件の犠牲者58人をしのぶため、背番号58を永久欠番とするセレモニーが実施された。悲劇に見舞われた地元に少しでも明るい話題を提供しようと堅守で奮闘してきたGKフルーリーは「ファンの前で達成できたのはうれしい」。決勝点を奪い「本能だよ」と涼しげに説明したFWカールソンは、4月4日時点でリーグ3位の43ゴールと、得点源としての活躍が光る。(共同)