Friday, April 06, 2018 11:29 AM

女性土俵問題、各国で報道 日本の差別象徴と批判も

 京都府舞鶴市での大相撲春巡業で、土俵上で倒れた市長に救命処置を施した女性が土俵から下りるよう促された問題について、各国メディアは6日までに、日本での女性差別を象徴する出来事だなどと批判的に報じた。

 ニューヨーク・タイムズは、相撲の「差別的な慣習が世間の厳しい目にさらされている」と解説した。スイスの「世界経済フォーラム」の2017年版「男女格差報告」で日本は144カ国中114位。タイムズ紙はこれを踏まえ、今回の出来事が「日本でどのように女性が扱われているかを物語った」とした。

 ワシントン・ポスト紙は、土俵から下りるよう指示されたのは「このスポーツのしきたりで、女性が不浄と見なされているからだ」と指摘した。(共同)