Friday, April 06, 2018 11:29 AM

五輪開会式前日は祝日に 海の日移動で3日間休日化

 超党派の国会議員らによる「海事振興連盟」(会長・衛藤征士郎衆院議員)は6日、国会内で臨時総会を開き、東京五輪の輸送、警備対策で7月第3月曜日の祝日「海の日」を、2020年に限って五輪開幕前日の7月23日に移動させることを了承した。10月第2月曜日の「体育の日」を開会式当日の7月24日、8月11日の「山の日」を閉会式翌日の8月10日に移す案も最終調整に入り、3日間を休日にする構想が大きく前進した。

 大会組織委員会の武藤敏郎事務総長は「セキュリティーも考えれば休日がベスト。懸念される3日間が祝日になれば、だいぶ輸送が楽になる」と歓迎した。組織委によると、対策を講じない場合、首都高速道路の渋滞は通常の2倍近くになることが想定される。

 海事振興連盟は当初移動に反対していたが、21年以降の海の日を7月20日に固定することを条件に了承した。山の日議連の会長でもある衛藤衆院議員は、一部に慎重な声もある山の日の移動も前向きに検討する姿勢を示した。関係者の最終的な合意を得た上で、五輪特別措置法の改正案を提出する方針。(共同)