Friday, April 06, 2018 11:30 AM

労働局長「不適切」と謝罪 是正勧告発言で集中審議

 衆院厚生労働委員会は6日、報道機関への「是正勧告」発言をした東京労働局の勝田智明局長を参考人招致し、集中審議を行った。勝田局長は「権限をいたずらに行使するような発言で不適切だった。労働行政の公正、公平に疑念を抱かせることになった」と述べ、謝罪した。自身の進退は「答弁は差し控えたい」とした。

 勝田局長は昨年12月26日の定例記者会見で裁量労働制の違法適用で野村不動産を特別指導したことを発表した際、「プレゼントもう行く? じゃ、やろっか」と話したことについて「(特別指導の発表を)プレゼントと取られかねない発言で深く反省する」とした。

 特別指導を発表する直前の昨年12月1日の会見では「12月26日に、1日遅れのクリスマスプレゼントがありますから」などと話していた。厚労省は今月6日、この発言の記載された会見録を衆院厚労委理事会に提出した。(共同)