Friday, April 06, 2018 11:31 AM

楽天、19年秋に携帯参入 総務省審議会が認める

 インターネット通信販売大手の楽天が目指す携帯電話事業への新規参入について、総務省の電波監理審議会(総務相の諮問機関)は6日、電波割り当ては適当と答申して参入を認めた。自前の回線を持つ「第4の携帯会社」となる楽天は、格安スマートフォン事業の料金プランと同程度の水準で2019年10月にサービスを開始する。「楽天スーパーポイント」を利用した多様な優遇策を打ち出して顧客を囲い込み、NTTドコモなど既存大手3社の寡占状態にある市場へ挑む。

 新規参入はイー・アクセス(現ソフトバンク傘下のワイモバイル)以来、約13年ぶり。割安な料金プランの提供で事業者間の競争が激しくなれば消費者の利点となりそうだ。

 総務省は9日、楽天の参入を正式に認定する。(共同)